東徹(あずま・とおる)氏は、福祉の現場と教育の仕事を経験してから政治へ進み、大阪府議、参議院議員を経て衆議院議員となった政治家です。
政治家の家庭に育ちながら、大学卒業後すぐに選挙へ出たわけではありません。会社勤務、米国議会でのインターン、議員秘書、介護職、福祉教育と、異なる仕事を重ねた経歴を持っています。
- 介護職や福祉専門学校教員を経験した社会福祉士
- 大阪府議時代に大阪維新の会の創設に加わった
- 地方議会と参議院を経て衆議院へ活動の場を移した
東徹の生い立ち|大阪市住之江区で育ち、桃山学院から近畿大学へ
東氏は1966年9月16日、大阪市で生まれました。出身は大阪市住之江区です。父が長年大阪府議を務めており、政治は家庭から遠い世界ではありませんでした。
高校は桃山学院高等学校へ進み、卒業後は近畿大学法学部経営法学科で学びました。大学卒業は1990年です。
後には東洋大学大学院でも福祉を学びますが、それは社会人としていくつもの現場を経験していく過程でのことでした。
会社員から米国議会インターン、議員秘書へ
近畿大学を卒業した1990年4月、東氏は住宅・不動産会社の大和団地株式会社に入社しました。同社は後に大和ハウス工業へ統合されています。
1994年には米国連邦下院議員のインターンを経験しました。その翌年には会社員とは異なる道へ進み、1995年4月から大阪府議会議員の秘書、同年6月からは衆議院議員・中山太郎氏の秘書を務めています。
父が府議だったことについて、本人は後に「政治家を志したきっかけ」を語る中で、その影響が大きかったと振り返っています。ただし、その後に選んだのは政治家への一直線の道ではありませんでした。
介護職として高齢者福祉の現場に入る
1996年、東氏は社会福祉法人信愛報恩会の特別養護老人ホームへ移り、介護職員として働き始めました。その後は同法人の高齢者在宅サービスセンターでも勤務しています。
議員秘書を経験した後に、高齢者を支える仕事の現場へ入ったことは、東氏の経歴の中でも特徴的です。
東徹の学歴|近畿大学から東洋大学大学院で福祉を学ぶ
| 区分 | 学校名 | 学部・専攻 | 現在の偏差値・難易度 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 高校 | 桃山学院高等学校 | ― | 50〜73(2026年度版・現行コース) | 学校全体レンジ |
| 大学 | 近畿大学 | 法学部経営法学科 | 旧学科のため現行組織と単純比較しない | 卒業 |
| 大学院 | 東洋大学大学院 | 福祉社会システム専攻 | 大学院は偏差値で単純比較しない | 修了 |
※旧学科・大学院は現在偏差値へ単純換算していません。
働きながら福祉分野で学び、1998年には東洋大学大学院の福祉社会システム専攻課程を修了しました。社会福祉士の資格も取得しています。
1999年からは大阪保健福祉専門学校へ移り、社会福祉士を目指す学生の教育に携わりました。後に社会福祉科副学科長を務めています。
高齢者福祉を専門とする政治家になってこの社会課題を解決しようと思ったのが一番のきっかけです。
出典:東徹公式サイト「東徹プロフィール」(2026年5月22日現在)
2003年、住之江区から大阪府議へ
福祉専門学校で教える仕事から政治へ踏み出したのは2003年です。大阪府議会議員選挙の大阪市住之江区選挙区に自由民主党から立候補し、36歳で初当選しました。
2007年の府議選でも再選。府議として活動を続ける一方、大阪の政治では既存政党の枠組みそのものが大きく動く時期を迎えます。
大阪維新の会の創設メンバーとなる
2010年4月、東氏は橋下徹氏や松井一郎氏らとともに大阪維新の会の創設に参画しました。2011年の大阪府議選では大阪維新の会から立候補し、3期目の当選を果たしています。
地方議員としての活動だけでなく、党組織の運営にも関わりました。その後、日本維新の会でも総務会長を務めるなど、維新の組織形成期から活動を続けています。
維新について本人が強調してきたのは、既存の業界・団体との関係に左右されない政治です。
しがらみのない政治ができること。
出典:東徹公式サイト「東徹プロフィール」(2026年5月22日現在)
2013年、参議院へ進み国政に活動の場を移す
府議3期を経て、2013年の第23回参議院議員通常選挙に大阪府選挙区から立候補しました。初めての国政選挙で当選し、大阪府議会から国会へ活動の場を移します。
参議院では議院運営委員会理事などを経験しました。党では参議院国会対策委員長や拉致対策本部長なども務めています。
2019年の参議院議員通常選挙でも大阪府選挙区で当選し、参議院議員として2期を務めました。
東徹の経歴|参議院から大阪3区の衆議院へ
国政入りから11年後の2024年、東氏は議院を移る選択をします。第50回衆議院議員総選挙で大阪3区から立候補するため、参議院議員の職を離れました。
大阪3区は、大正区、住吉区、西成区、住之江区からなる選挙区です。生まれ育ち、府議時代にも政治活動の基盤としてきた住之江区を含みます。
2024年10月の衆院選で大阪3区から初当選。2026年2月の衆院選でも同じ選挙区で当選し、衆議院2期目に入りました。
東徹氏が重視してきた政策・政治姿勢
高齢者福祉と社会保障
東氏の政策分野で、本人の職歴と最も直接につながっているのが高齢者福祉と社会保障です。介護職員として特別養護老人ホームで働き、在宅福祉にも関わった経験を持ちます。
参議院では社会保険料の負担、医療・介護、少子化対策などについて質問を重ねてきました。制度を論じるだけでなく、現役世代の負担と社会保障の持続可能性を合わせて扱う姿勢が見られます。
政治改革と「身を切る改革」
維新が掲げてきた「身を切る改革」も継続的なテーマです。東氏自身、このテーマを扱った著書『それでも維新の「身を切る改革」』を出版しています。
国会では議員歳費や文書通信交通滞在費など、国会議員自身に関わる制度改革にも取り組んできました。
まず一番にやるべきことは、政治の在り方を変えることだと私は思います。
出典:東徹公式サイト「東徹プロフィール」(2026年5月22日現在)
大阪都構想と副首都構想
大阪維新の会の創設以来、一貫して関わってきたテーマが大阪都構想です。大阪府と大阪市の行政制度を組み替える構想を支持し、住民投票で否決された後も必要性を訴え続けてきました。
その後は東京一極集中の是正や国のバックアップ機能などを含む「副首都」の制度化にも力を入れました。2026年には副首都に関する法制度の成立を受け、大阪都構想との接続を改めて示しています。
私たちは結党当初から、大阪都構想を実現し、大阪を副首都とすることを目指して取り組んでまいりました。
出典:東徹公式サイト「東徹 国会通信 第268号」(2026年7月26日)
経済・産業とエネルギー政策
衆議院へ移ってからは経済産業分野での活動も目立ちます。経済産業委員会理事を務め、日本維新の会では経済産業部会長として政策提言に関わっています。
中小企業対策のほか、核融合発電など新しいエネルギー技術、産業競争力、成長政策を扱っています。2026年には経済産業相への政策提言や、フュージョンエネルギー関連の研究・産業分野の視察も行いました。
北朝鮮による拉致問題
拉致問題も長く携わってきた分野です。日本維新の会では拉致対策本部長を経験し、衆議院では北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の理事を務めています。
大阪を良くしたい。日本を良くしたい。
出典:東徹公式サイト「東徹 国会通信 第268号」(2026年7月26日)
| 年月日 | 選挙 | 選挙区・地域 | 所属 | 結果 | 得票・順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2003年 4月13日 | 大阪府議会議員選挙 初当選 | 大阪市住之江区選挙区 | 自由民主党 | 当選 | 25,127票 1位 |
| 2007年 4月8日 | 大阪府議会議員選挙 2期目 | 大阪市住之江区選挙区 | 自由民主党 | 当選 | 25,033票 1位 |
| 2011年 4月10日 | 大阪府議会議員選挙 3期目。大阪維新の会公認で当選 | 大阪市住之江区選挙区 | 大阪維新の会 | 当選 | 31,254票 1位 |
| 2013年 7月21日 | 第23回参議院議員通常選挙 参議院初当選 | 大阪府 選挙区 | 日本維新の会 | 当選 | 1,056,815票 1位 |
| 2019年 7月21日 | 第25回参議院議員通常選挙 参議院2期目 | 大阪府 選挙区 | 日本維新の会 | 当選 | 660,128票 2位 |
| 2024年 10月27日 | 第50回衆議院議員総選挙 参議院から衆議院へ転じ、衆議院初当選 | 大阪 3区 | 日本維新の会 | 当選 | 74,546票 1位 |
| 2026年 2月8日 | 第51回衆議院議員総選挙 衆議院2期目 | 大阪 3区 | 日本維新の会 | 当選 | 75,462票 1位 |
東徹氏の国会発言をテーマ別に見る
記事本文で扱ったテーマを、本人の国会発言まで深掘りできます。まずは代表的な発言を表示し、関連発言があるテーマだけ追加で確認できます。
少子化・人口減少と労働力
「少子化対策はやはりしっかりやっていかないといけない」
東氏は、出生数の減少と生産年齢人口の縮小を踏まえ、少子化対策を進める一方、外国人材受入れは人数確保だけでなく高度人材など質も考える必要があると述べた。
社会保障の自助・共助・公助
「自助自立、こういったものがまずやっぱり基本的に大事」
社会保障制度の持続可能性を考える上で、自助・共助・公助の役割分担について政府と国民の認識を共有する必要性を述べた。
働き方改革と高度プロフェッショナル制度
「より多くの人たちが働きやすい環境を整えていく」
人口減少下でも経済成長と社会保障を支えるため、働きやすい環境整備が重要だとし、高度プロフェッショナル制度の手続や労働者保護を議論した。
※ 内容の要点は公式一次情報をもとに整理しています。正確な文脈・全文は各リンク先の公式資料から確認できます。
本人の動画で見る「副首都」への考え
本人公式YouTubeでは、国会審議だけでなく政策テーマを短く解説する動画も公開しています。2026年6月には、副首都制度をなぜ必要と考えるのかを本人が説明しています。
東徹氏の現在情報
経済・産業政策、北朝鮮による拉致問題、大阪の副首都構想などを継続して扱っています。
本文内の関連投稿に加えて、本人の公式Xから最新の投稿を表示しています。
@toru_azuma の公式Xを見る- 生年月、出身地、学歴、参議院議員歴、大阪府議歴、党役職歴、衆議院当選回数、主要委員会歴を確認
- 出身地、学歴、職歴、社会福祉士、政界入りの経緯、大阪維新の会創設、国政経歴、公式SNS・YouTubeを確認
- 所属政党、選挙区、学歴、職歴、政治経歴を確認
- 大阪での政治活動、前職、学歴、大阪府議歴を確認
- 経済産業委員会理事を確認
- 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会理事を確認
- 大阪維新の会創設から副首都構想までの本人の認識と2026年時点の政策姿勢を確認
- 2019年参議院大阪府選挙区の得票数、順位、当選を確認
- 2024年大阪3区の得票数、順位、当選を確認
- 2026年大阪3区の得票数、順位、当選を確認
この記事の更新履歴
- 2026年10月2日 学歴後の最初の職歴・政界入りを経歴H2へ再配置し、後続の経歴項目を人物固有H3へ整理
- 2026年10月2日 経歴の続きと重複政策H2をH3へ整理し、高橋光男・岸本周平記事と同じ見出し階層へ統一
- 2026年10月2日 本文内の手動管理ショートコードと監査用の汎用H3を撤去し、WordPress側の自動表示と内容に即した見出し構造へ整理
- 2026年10月2日 本文内の公式X投稿が5件未満の記事について、既存の関連投稿を保持したまま本人公式Xの最新投稿で不足分を補完
- 2026年10月2日 主要見出しを「生い立ち・学歴・経歴」の3本柱へ整理し、既存本文を維持したまま検索意図を明確化
- 2026年10月2日 本文の重要な年月・当選・就任・退任などを赤文字で強調し、重要箇所の視認性を改善
- 2026年9月27日 本人の公式一次情報をテーマ別に確認できる一次情報深掘りセクションを追加・更新。
- 2026年9月5日 記事を新規作成。現況情報、2026年衆院選結果、国会役職、公式リンクを確認




















