榛葉賀津也氏は、静岡県選挙区から選出されている国民民主党の参議院議員です。防衛副大臣、外務副大臣などを歴任し、2020年から党幹事長を務めています。
外交・安全保障のイメージが強い政治家ですが、その原点をたどると、菊川での牛乳配達、高校野球、米国での学生生活、イスラエル留学、町議時代へとつながります。
- 菊川で育ち、5歳から8年間の牛乳配達を経験した後、米国とイスラエルで政治・国際問題を学んだ
- 菊川町議と町長選を経て、2001年に静岡県選挙区から参議院議員へ初当選した
- 防衛副大臣、外務副大臣などを歴任し、2020年から国民民主党幹事長として党運営を担っている
静岡県菊川町で育ち、5歳から牛乳配達を続けた
榛葉賀津也氏は1967年4月25日、現在の静岡県菊川市に生まれました。当時は菊川町と呼ばれ、お茶を主要産業とする地域でした。
父母はいずれも戦争遺児で、しつけや教育には厳しい家庭だったと本人は振り返っています。生まれたころは小児ぜんそくがあり、母親が静岡市内の病院まで通っていた時期もありました。
幼稚園の年長だった5歳ごろ、父親の指示で始めたのが牛乳配達です。雨の日も風の日も、中学校へ入るまで約8年間続けました。
本人公式サイトには、このころの思い出が本人の言葉で残っています。
「以来、8年間毎日、牛乳配達を続けさせられたが、今ではいい思い出。」
出典:しんば賀津也公式サイト「プロフィール」(公開日記載なし)
小学校時代については、堀之内小学校で4年生から6年生まで担任だった鈴木孝治教諭と、当時の校長による授業や指導を「私の全ての原点」と記しています。
掛川西高校では野球部と生徒会活動
中学校では野球部で投手を務めましたが、肩を痛めたため、高校では選手としてではなくチームを支える側へ回りました。
静岡県立掛川西高等学校でも野球部に所属し、三塁コーチなどを担当しています。生徒会長も務め、制服自由化などの学校改革に関わったと本人公式サイトで振り返っています。
高校時代に報道で接したイラン・イラク戦争などから中東へ関心を持つようになり、高校卒業後は日本の大学ではなく米国留学を選びました。
高校卒業後に渡米し、日本人であることを隠して英語漬けに
1986年に掛川西高校を卒業すると米国へ渡り、オハイオ州のオタバイン大学で政治学と国際問題を学びました。
渡米直後は英語で生活する環境を自ら作るため、日本人同士で固まることを避けたといいます。本人は当時の決断を、かなり大胆な言葉で振り返っています。
「英語がものになるまで日本人であることを隠そう」
出典:しんば賀津也公式サイト「プロフィール」(公開日記載なし)
米国では約5年間を過ごしました。授業だけでなく、現地での人間関係や生活習慣を通じて、米国政治を見る際には米国人の考え方そのものを知る必要があると感じたと記しています。
テルアビブ大学とヘブライ大学で中東を学ぶ
大学在学中にはイスラエルのテルアビブ大学へ1年間留学し、その後はエルサレム・ヘブライ大学大学院で国際政治を学びました。
米国だけでなく、イスラエルで実際に暮らした経験は、後に国会で外交・防衛分野を担当する際にも繰り返し語られる経歴となります。
本人はイスラエル時代について、次のように記しています。
「『命の大切さ』『平和の意味』を、身をもって体験した。」
出典:しんば賀津也公式サイト「プロフィール」(公開日記載なし)
1991年9月にオタバイン大学を卒業。参議院の公式プロフィールでも、オタバイン大学政治学部・国際問題研究学部と、テルアビブ大学、ヘブライ大学大学院での留学歴が記載されています。
26歳で菊川町議に初当選
帰国後、政治活動の舞台として選んだのは故郷の菊川でした。1994年1月、26歳で菊川町議会議員選挙に立候補し、初出馬で町議に当選します。
国政から政治家生活を始めたのではなく、地域の町議としてスタートした政治家です。町議は1期務めました。
4年後の1998年には菊川町長選挙へ挑戦。6,134票を得ましたが2位となり、町長就任には届きませんでした。
榛葉氏は町議を経験していますが、町長を務めた経歴はありません。1998年の菊川町長選は立候補・落選です。
2001年、静岡県選挙区から参議院議員へ
その後、活動の舞台は国政へ移ります。2001年7月の第19回参議院議員通常選挙では民主党公認で静岡県選挙区から立候補しました。
478,508票を獲得して定数2の議席に入り、参議院議員に初当選。2007年、2013年、2019年、2025年にも当選し、5期連続で参議院の議席を得ています。
2025年の参院選では全国の国民民主党候補の応援にも入る一方、自身は静岡県選挙区で752,187票を獲得し、1位で5選を果たしました。
| 年月日 | 選挙 | 選挙区・地域 | 所属 | 結果 | 得票・順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1994年 1月23日 |
菊川町議会議員選挙
初出馬・初当選。菊川町議を1期務めた。
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菊川町 | 無所属 | 当選 | 1,577票 2位 |
| 1998年 1月25日 |
菊川町長選挙
自民党菊川支部の推薦を受けて立候補。太田順一氏に敗れた。
|
菊川町 | 無所属 | 落選 | 6,134票 2位 |
| 2001年 7月29日 |
第19回参議院議員通常選挙
参議院議員に初当選。
|
静岡県 選挙区 | 民主党 | 当選 | 478,508票 2位 |
| 2007年 7月29日 |
第21回参議院議員通常選挙
2期目。
|
静岡県 選挙区 | 民主党 | 当選 | 823,184票 1位 |
| 2013年 7月21日 |
第23回参議院議員通常選挙
3期目。
|
静岡県 選挙区 | 民主党 | 当選 | 458,095票 2位 |
| 2019年 7月21日 |
第25回参議院議員通常選挙
4期目。
|
静岡県 選挙区 | 国民民主党 | 当選 | 445,866票 2位 |
| 2025年 7月20日 |
第27回参議院議員通常選挙
5期目。
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静岡県 選挙区 | 国民民主党 | 当選 | 752,187票 1位 |
外交防衛委員長から防衛副大臣へ
参議院では外交・安全保障分野で役職を重ねました。2009年には参議院外交防衛委員長となり、同年9月の鳩山内閣で防衛副大臣に就任します。
2010年の菅内閣でも防衛副大臣を務めました。米国とイスラエルでの生活経験を持つ榛葉氏にとって、外交・防衛は国会議員として長く関わる政策分野となっています。
2012年には外務副大臣として外交実務を担当
2012年10月、第3次野田改造内閣では外務副大臣に就任しました。
その後も参議院民主党国会対策委員長、民進党参議院国会対策委員長、参議院内閣委員長などを歴任しています。
政党再編を経て国民民主党へ
榛葉氏の国政入りは民主党でした。その後、民進党などの政党再編を経て、2018年に結成された国民民主党で参議院幹事長、静岡県連会長を務めました。
2020年には再編後の国民民主党へ参加。衆議院でも独立した国民民主党の会派として臨むことが決まった際には、「七人の侍」と表現して仲間への敬意を示しています。
2020年から国民民主党幹事長
2020年9月、国民民主党幹事長に就任しました。党運営、候補者擁立、他党との政策協議、全国の選挙応援など、活動範囲は大きく広がりました。
国民民主党は「対決より解決」「政策本位」を掲げています。榛葉氏も、選挙時の公約を実現する姿勢について、党の街頭演説でこう訴えています。
「馬鹿正直と言われようと、掲げた公約を実現することにこだわっていく」
出典:国民民主党「国民のための政策を進める。」(2023年12月22日)
2024年の衆院選や2025年の参院選で党の議席が増えるなか、幹事長として全国各地の選挙区を回る姿も広く知られるようになりました。
ヤギの世話をしてから国会へ向かう一面も
政治以外で知られているのが、地元で飼っているヤギです。国会開会中でも早朝に世話をし、その後東京へ向かう生活を続けてきました。
2021年にはヤギ小屋や餌やりの様子を本人公式Xでも紹介しています。外交・防衛や党務を語る姿とは別の、地元での生活が見える発信です。
榛葉賀津也氏が重視してきた政策分野
参議院や政府での経歴を通じ、継続して関わってきた主な分野は次の通りです。
- 外交・安全保障:外交防衛委員長、防衛副大臣、外務副大臣を経験し、中東情勢や日米関係、安全保障政策について発言を続けている
- エネルギー政策:資源・エネルギーの安定供給を外交・安全保障とも結び付けて扱っている
- 家計・経済政策:国民民主党幹事長として所得税や社会保険料、ガソリン税など「手取り」に関わる政策協議に携わっている
- 地方組織の拡大:全国各地の選挙や政治塾へ入り、地方議員を増やす党組織づくりを進めている
2026年には、中東情勢が緊迫するなかでも外交防衛委員会に所属し、党幹事長として外交、安全保障、エネルギー価格などについて継続的に発言しています。
2026年8月時点でも参議院議員・国民民主党幹事長
2026年8月時点では、静岡県選挙区選出の参議院議員5期で、国民民主党幹事長を務めています。参議院では外交防衛委員会と国家基本政策委員会に所属しています。
党務では、次の統一地方選を見据えた地方議員・候補者の拡大にも力を入れています。2026年8月にも各地の党活動へ参加し、家計負担の軽減や地方組織強化について訴えています。
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生年月日、静岡県選挙区、当選5回、学歴、町議歴、防衛副大臣、外務副大臣、国民民主党幹事長、所属委員会を確認
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出生、家庭環境、牛乳配達、小学校、高校野球、米国・イスラエル生活、町議、参議院議員、主要役職を確認
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静岡県選挙区、当選5期、生年月日、防衛副大臣、外務副大臣、幹事長職を確認
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2026年2月時点の国民民主党幹事長職を確認
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政策本位と公約実現に関する榛葉氏の発言を確認
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2026年8月時点の国民民主党幹事長としての活動、経済政策、地方組織活動を確認
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2013年参院選で458,095票を獲得し当選したことを確認
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2019年参院選で445,866票を獲得し当選したことを確認
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幼少期の牛乳配達、中東への関心、米国留学、イスラエル生活、ヤギの世話などの人物エピソードを確認
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2025年参院選で752,187票を得て1位当選したことを確認
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- 2026年8月22日 記事を新規作成。現況情報を確認




























