鳩山二郎氏は、大川市長を経て衆議院へ進み、政務官や内閣府副大臣を務めてきた、地方自治と国政の双方を経験してきた政治家です。
政治家一家の一員として知られる一方、東京での学校生活からオーストラリア留学、福岡での秘書生活、大川市政へと進んだ過程には、本人自身の歩みがあります。ここでは政治家になる前の時期から国政での活動までをたどります。
- 東京での学校生活とオーストラリア留学を経て、福岡へ生活と活動の軸を移した。
- 国会議員秘書から大川市長となり、その後に衆議院福岡6区へ進んだ。
- 地方自治の経験を持ち、国土交通・総務の政務官や内閣府副大臣も務めた。
鳩山二郎の生い立ち|政治家一家に生まれ、高校時代に単身オーストラリアへ
鳩山二郎氏は1979年1月1日、東京都文京区に生まれました。父は衆議院議員や法務大臣、総務大臣などを務めた鳩山邦夫氏です。伯父に元首相の鳩山由紀夫氏、曾祖父に元首相の鳩山一郎氏がいます。
学校は青山学院初等部から青山学院中等部、高等部へ進みました。ただ、高校生活の途中で進路を大きく変えています。
高校在学中に単身でオーストラリアへ渡ったのです。現地ではクイーンズランド州のThe Southport Schoolで学び、卒業しました。
鳩山二郎の学歴|青山学院から豪州The Southport School、杏林大学へ
| 区分 | 学校名 | 学部・専攻 | 現在の偏差値・難易度 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 小学校 | 青山学院初等部 | ― | ― | 系列校で学ぶ |
| 中学校 | 青山学院中等部 | ― | ― | ― |
| 高校 | 青山学院高等部 | ― | 71(2026年度版) | 在学途中で豪州へ |
| 高校 | The Southport School | ― | 日本式の偏差値なし | オーストラリアで卒業 |
| 大学 | 杏林大学 | 社会科学部 | 現在は学部再編のため単純比較しない | 2003年3月卒業 |
| 大学院 | 杏林大学大学院 | 修士課程 | 大学院は偏差値で単純比較しない | 中退 |
※偏差値・難易度は鳩山氏の在学当時ではなく現在の目安です。青山学院高等部は2026年度版。海外校・再編前学部・大学院は現在の日本式偏差値へ無理に換算していません。
帰国後は杏林大学社会科学部へ進学しました。政治家一家に生まれながら、中学・高校からそのまま国内の大学へ進むのではなく、10代のうちに海外の学校生活を経験しています。
鳩山二郎の経歴|杏林大学で学び、福岡で父の秘書になる
2003年3月に杏林大学社会科学部を卒業し、同大学大学院の修士課程へ進みました。その後、大学院を中退し、政治の現場に入っていきます。
背景にあったのが、父の鳩山邦夫氏が東京18区から福岡6区へ政治活動の拠点を移したことでした。
2005年9月、久留米市へ移り、鳩山邦夫氏の私設秘書となりました。国会議員の家族として政治を見る立場から、選挙区で議員活動を支える仕事へ入った時期です。
2007年には、鳩山邦夫氏が法務大臣に就任すると法務大臣政務秘書官を務めました。
自ら選挙へ出ようとする動きが表面化したのは2011年です。福岡県知事選への立候補を模索しましたが、最終的には出馬しませんでした。当時の考えについて、後に次の言葉が紹介されています。
既存政党の相乗りに一石を投じたいという思いだった
出典:選挙ドットコム「衆院補選 福岡6区。鳩山二郎氏の人柄・学歴・経歴は?」(2016年10月14日)
最初の実出馬は、その2年後の大川市長選でした。
34歳で大川市長へ―家具のまちをどう売るか
2013年6月の大川市長選で初当選し、34歳で大川市長となりました。市長として初めて自治体運営そのものを担うことになります。
大川市は家具・木工産業で知られる地域です。鳩山市政期の2014年には組織機構が改められ、「おおかわセールス課」「子ども未来課」「地域支援課」が設けられました。
なかでも本人が繰り返し口にしていたのが、大川のシティセールスでした。2014年6月の大川市議会では、次のように述べています。
ありとあらゆる場面を捉えて大川のシティセールスをするために今後も頑張っていきたい
出典:大川市「大川市議会第3回定例会会議録(2014年6月13日)」(公開日記載なし)
2014年には新しい学校給食センターが稼働し、中学校給食も始まりました。同年には福岡ソフトバンクホークスとの連携協定を締結し、東京都文京区の鳩山会館では「大川の匠の技展」も開かれています。
道路インフラでは、有明海沿岸道路の筑後川橋梁に関する工事が2015年に始まりました。市域だけで完結しない交通・産業基盤も、大川で行政を担う上でのテーマでした。
2016年9月の市議会では、地方側から国全体を見る考えを次のように語っています。
地方創生がこの国を元気にする唯一の方法だと思っております
出典:大川市「大川市議会会議録(2016年9月9日)」(公開日記載なし)
2016年、福岡6区補欠選挙で国政へ
2016年6月、父の鳩山邦夫氏が死去しました。同年秋に行われる衆議院福岡6区補欠選挙を前に、大川市長を辞職し、国政へ向かいます。
自民党内では候補者の一本化に至らず、鳩山氏ともう一人の保守系候補がそれぞれ選挙へ進みました。鳩山氏は無所属のまま福岡6区補欠選挙へ出馬します。
2016年10月の衆院福岡6区補欠選挙で初当選しました。父の死去から約4か月後の国政進出でした。
父もともに戦い、支えてくれた。感謝したい
出典:日刊スポーツ「鳩山二郎氏が初当選『父もともに戦い、支えてくれた』」(2016年10月24日)
選挙後には自民党の追加公認を受けました。翌2017年の第48回衆院選では自民党候補として福岡6区から当選し、国政での活動を続けます。
政務官から内閣府副大臣へ
国会では党務と政府の役職を重ねていきます。2017年には自民党内閣第二部会副部会長、2019年には総務部会副部会長などを務めました。
2020年9月、菅内閣で国土交通大臣政務官兼内閣府大臣政務官に就任しました。道路、住宅、観光、海上保安などを所管する国土交通行政に政府側から関わる立場となります。
2021年の第49回衆院選で3選した後、第1次岸田内閣で総務大臣政務官に就任し、第2次岸田内閣でも同職を務めました。
大川市長として自治体組織を動かした経験は、国会で地方行政を扱う際にも現れています。2023年11月の衆議院内閣委員会では、地方公務員の働き方に触れる中で、こう発言しました。
いかに市の職員の皆様方にやる気を出していただくか
出典:国立国会図書館「第212回国会 衆議院内閣委員会 第2号」(2023年11月8日)
2024年の第50回衆院選で4選。同年11月には、内閣府副大臣に就任しました。
2026年2月の第51回衆院選でも福岡6区で当選し、衆議院では5期目に入りました。
鳩山二郎氏の政策・政治姿勢
地方自治と広域連携
国会での地方自治分野の質問には、自治体の現場経験を背景にした論点が見られます。2018年6月の衆議院総務委員会では、市町村合併の進め方、老朽化した公共施設への対応、自治体の区域を越えた公共施設の相互利用などを取り上げました。
一つの市町村だけで公共サービスを完結させるのではなく、人口減少を踏まえた自治体間の連携を国の制度としてどう支えるかを質問しています。
物価高と中小企業の賃上げ
2026年衆院選の選挙公報では、物価高への対応による生活支援と、中小企業・小規模事業者が賃上げできる環境の整備を掲げました。
これは選挙時に掲げた政策であり、実施済みの成果としてではなく、公約上の重点項目として位置付けられています。
農林水産業と食料安全保障
同じ選挙公報では、農業生産の安定と食料安全保障を挙げ、「夢と希望の持てる農林水産新時代」を掲げています。
福岡6区には都市部だけでなく農業地域も含まれており、食料供給と生産現場を国政上の政策項目に置いています。
防災と国土強靱化
災害から生命・財産・暮らしを守る国土づくりも、2026年衆院選で掲げた項目の一つです。
国土交通大臣政務官を経験しており、道路や河川を含む社会基盤、防災・減災を国の行政分野として扱ってきました。
子育て支援・教育・社会保障
子育て政策を議論する際には、大川市長時代の施策を国会で具体例として取り上げることがあります。2024年4月の衆議院内閣委員会では、当時の保育料について次のように述べました。
国基準より保育料を七割下げました
出典:衆議院「第213回国会 内閣委員会 第9号」(2024年4月10日)
2026年衆院選では少子化対策、子育て支援、女性活躍、社会保障に加え、時代を担う人材を育てる教育政策も公約に挙げました。
外交・安全保障と情報制度
2026年衆院選では、外交力の強化とともに、宇宙・サイバー分野にも対応する防衛体制を掲げました。
同年4月2日の衆議院本会議では、自由民主党・無所属の会を代表し、国家情報会議設置法案について質問しました。本人も翌日に本会議での質問を公式Xで報告しています。
| 年月日 | 選挙 | 選挙区・地域 | 所属 | 結果 | 得票・順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年 6月30日 | 大川市長選挙 4候補による市長選で初当選。 | 福岡県 大川市 | 無所属 | 当選 | 10,123票 1位 |
| 2016年 10月23日 | 衆議院福岡県第6区選出議員補欠選挙 当選後、自由民主党が追加公認。 | 福岡県 第6区 | 無所属 | 当選 | 106,531票 1位 |
| 2017年 10月22日 | 第48回衆議院議員総選挙 比例九州ブロックとの重複立候補。 | 福岡県 第6区 | 自由民主党 | 当選 | 131,244票 1位 |
| 2021年 10月31日 | 第49回衆議院議員総選挙 比例九州ブロックとの重複立候補。 | 福岡県 第6区 | 自由民主党 | 当選 | 125,366票 1位 |
| 2024年 10月27日 | 第50回衆議院議員総選挙 比例九州ブロックとの重複立候補。 | 福岡県 第6区 | 自由民主党 | 当選 | 88,197票 1位 |
| 2026年 2月8日 | 第51回衆議院議員総選挙 比例九州ブロックとの重複立候補。衆議院5選。 | 福岡県 第6区 | 自由民主党 | 当選 | 111,832票 1位 |
鳩山二郎氏の国会発言をテーマ別に見る
記事本文で扱ったテーマを、本人の国会発言まで深掘りできます。まずは代表的な発言を表示し、関連発言があるテーマだけ追加で確認できます。
地方自治・広域連携
「住民等も巻き込んで将来のビジョンを共有していくことが重要だと考えております。」
市町村間の広域連携について、地域の将来予測を作成し、住民を含めて将来像を共有した上で、施設や専門人材の共同活用などを進める考えを示した。
中小企業・地域経済
「人口規模によって比較できるようにしていただきたいと思います。」
全国平均や大都市の数値だけでは見えにくい地域経済の実態に着目し、自治体の人口規模などに応じた経済状況の分析と比較を求めた。
子育て支援・保育政策
「国基準より保育料を七割下げました。」
大川市長時代の保育料引下げを例に、交通条件が不利な自治体の人口流出と子育て施策の関係を取り上げ、地域の実情に応じた支援を問うた。
防災・国土強靱化
「今後の災害対策と強靱な国づくりに全力で取り組んでまいります。」
国土強靱化・防災担当の内閣府副大臣として、能登半島地震や豪雨災害からの復旧復興と今後の災害対策に取り組む方針を述べた。
インテリジェンス・安全保障
「我が国はインテリジェンスの機能を強くしていかなければなりません。」
国家情報会議設置法案の代表質問で、陸海空に加えて経済・技術・認知領域へ脅威が広がっているとの認識を示し、政府の情報収集・分析機能を強化する必要性について質問した。
※ 内容の要点は公式一次情報をもとに整理しています。正確な文脈・全文は各リンク先の公式資料から確認できます。
本人の公式Xで見る最近の発信
本人公式Xでは、政策や地域活動について継続的に発信しています。以下は本人アカウントで確認できる投稿です。
日々の政策・地域活動に関する本人の発信です。
選挙や政治活動に関する本人の発信です。
選挙や政治活動に関する本人の発信です。
日々の政策・地域活動に関する本人の発信です。
鳩山二郎氏の現在情報
2026年2月の第51回衆院選で福岡6区から5選。2026年9月24日時点で自由民主党副幹事長を務め、衆議院では予算委員会と内閣委員会の理事を務めている。
- 生年月日、出身地、学歴、主要経歴、選挙区、当選回数を確認。
- 所属、福岡6区、当選回数、党役職、公式サイト・X・YouTubeを確認。
- 内閣府副大臣就任と主要経歴を確認。
- 鳩山市政期の組織改編、学校給食、地域連携、道路整備などを確認。
- 2013年大川市長選の投票日、候補者、得票数、当選結果を確認。
- 2016年衆院福岡6区補欠選挙、2017年衆院選などを確認。
- 2021年衆院選の福岡6区選挙結果を確認。
- 2024年衆院選の福岡6区選挙結果を確認。
- 2026年衆院選の福岡6区選挙結果を確認。
- 出生、杏林大学、鳩山邦夫氏の秘書として久留米へ移った経緯、大川市長、2016年補欠選挙までの歩みを確認。
この記事の更新履歴
- 2026年10月2日 学歴後の最初の職歴・政界入りを経歴H2へ再配置し、後続の経歴項目を人物固有H3へ整理
- 2026年10月2日 経歴の続きと重複政策H2をH3へ整理し、高橋光男・岸本周平記事と同じ見出し階層へ統一
- 2026年10月2日 本文内の手動管理ショートコードと監査用の汎用H3を撤去し、WordPress側の自動表示と内容に即した見出し構造へ整理
- 2026年10月2日 本文内の公式X投稿が5件未満の記事について、既存の関連投稿を保持したまま本人公式Xの最新投稿で不足分を補完
- 2026年10月2日 主要見出しを「生い立ち・学歴・経歴」の3本柱へ整理し、既存本文を維持したまま検索意図を明確化
- 2026年10月2日 本文の重要な年月・当選・就任・退任などを赤文字で強調し、重要箇所の視認性を改善
- 2026年9月29日 公式YouTubeを再確認。記事本文と明確に対応する適切な動画を確認できなかったため、数合わせの埋め込みは行わず、見送り理由を品質管理に記録。
- 2026年9月24日 記事を新規作成。衆院5期、自民党副幹事長、衆議院予算委員会・内閣委員会理事などの現況を確認。
- 2026年9月25日 本人の公式一次情報をテーマ別に確認できる一次情報深掘りセクションを追加・更新。




















