秋元司の経歴・学歴と生い立ち|学生秘書から参院・衆院議員、副大臣とIR汚職事件まで

秋元司
ひと目でわかるプロフィール 秋元司
あきもと つかさ
出身地
東京都
初当選
2004年(第20回参議院議員通常選挙)
最終学歴
大東文化大学経済学部卒業
主な前職
会社経営者、国会議員秘書、大学教員・研究者
政界入り
国会議員秘書から
生年月日 1971年10月23日

秋元司氏は、参議院議員から衆議院議員へ転じ、国土交通副大臣や内閣府副大臣、復興副大臣、環境副大臣などを務めた政治家です。

政治家一家に生まれた人物ではありません。学生時代の起業と選挙の手伝いをきっかけに国会議員秘書となり、32歳で自ら国政選挙へ挑みました。その後は参院選落選、衆院への転身、比例復活、小選挙区当選と選挙を重ねています。

秋元司氏を理解する3つのポイント
  1. 学生起業と国会議員秘書の経験を経て、自ら国政へ進んだ政治家です。
  2. 参議院議員、衆議院議員を経験し、防衛大臣政務官や複数省庁の副大臣を務めました。
  3. 国政後半はIR政策に関わり、その後IR事業をめぐる汚職事件で有罪判決が確定しました。

秋元司の生い立ち|東京都に生まれ、鹿児島で過ごした少年時代

秋元司氏は1971年10月23日生まれです。政府のプロフィールでは出身地は東京都とされています。一方、本人の経歴を紹介する資料では、少年期から高校卒業までを鹿児島市で過ごしたとされています。

後年のインタビューでは、小学生のころから「政治」というものを意識する出来事があったと振り返っています。クラスで学級委員長を引き受ける人がいなくなり、弱い立場の子に押し付けられるようになったことに疑問を持ち、自分から立候補したという経験でした。

「これではいけない!」という正義感から自ら立候補して学級委員を務めるようになりました。

出典:選挙ドットコム「衆議院議員 秋元司氏 インタビュー」(2016年7月13日)

高校では生徒会活動にも参加しました。ただし、この時点で政治家になると決めていたわけではありません。本人は政治家の家系ではなく、選挙についてもよく分からなかったと話しています。

秋元司の学歴|大学時代の起業から学生秘書へ

学歴一覧秋元司の学校歴
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区分学校名学部・専攻現在の偏差値・難易度備考
大学大東文化大学経済学部37.5〜42.5(経済学部・2027年度参考)卒業

※偏差値は秋元氏の在学当時ではなく現在の目安です。

高校卒業後は上京し、大東文化大学経済学部へ進みました。大学時代には自ら事業を始め、起業を経験しています。

この事業を通じて政治に関わる人物と知り合い、選挙を手伝うようになりました。そこから衆議院議員事務所に入り、1993年には学生秘書として政治の現場で働き始めています。

政治家を目指すために大学へ進んだのではなく、起業と選挙の手伝いが国会議員秘書への入口になりました。

学生時代に自分でベンチャー企業を起こしていたことから、取引先の関係で政治に関わる方との出会いがありました。

出典:選挙ドットコム「衆議院議員 秋元司氏 インタビュー」(2016年7月13日)

1996年3月に大東文化大学経済学部を卒業。その後も議員秘書を続け、2000年には公設第一秘書となりました。選挙を支える側として経験を重ねた時期です。

人生年表 秋元司さんの歩み
1971年10月23日
東京都に生まれる
少年期から高校卒業まで鹿児島市で育ったとする本人関連資料がある
1993年
衆議院議員事務所に学生秘書として入所
大学在学中から政治の現場に入る
1996年3月
大東文化大学経済学部を卒業
2000年
国会議員の公設第一秘書となる
2004年7月
第20回参議院議員通常選挙で初当選
自由民主党比例代表
2005年8月
郵政民営化法案に反対票を投じる
2007年
防衛大臣政務官に就任
第1次安倍内閣、福田内閣
2010年7月
第22回参議院議員通常選挙で落選
2012年12月
第46回衆議院議員総選挙で初当選
東京15区では敗れたが比例東京ブロックで復活当選
2014年12月
第47回衆議院議員総選挙で再選
比例東京ブロックで復活当選
2016年9月
衆議院内閣委員長に就任
2017年8月
国土交通副大臣・内閣府副大臣・復興副大臣に就任
2017年10月
第48回衆議院議員総選挙で東京15区から当選
小選挙区で初めて議席を獲得
2018年10月
環境副大臣・内閣府副大臣に就任
2019年12月25日
IR事業をめぐる収賄容疑で逮捕され自民党を離党
2021年9月7日
東京地裁が懲役4年・追徴金約758万円の実刑判決を言い渡す
本人側は無罪を主張し控訴
2024年3月22日
東京高裁が控訴を棄却
一審の実刑判決を支持
2024年4月28日
衆議院東京15区補欠選挙に無所属で立候補
8,061票で落選
2024年12月
最高裁が上告を棄却
実刑判決が確定
2025年3月12日
刑の執行のため出頭し収監される

秋元司の経歴|32歳で参院選へ、全国比例で初当選

2004年7月、第20回参議院議員通常選挙の比例代表に自由民主党から立候補しました。

全国比例で知名度の高くない新人が戦う難しさを承知したうえで、本人は地域ごとに人脈をつくる選挙活動を展開したと振り返っています。305,613票を得て、32歳で参議院議員に初当選しました。

選挙というのは「一期一会」であり、それを大切にして常に繋げておくということだと思います。

出典:選挙ドットコム「衆議院議員 秋元司氏 インタビュー」(2016年7月13日)

参院議員1期目の2005年8月には、小泉純一郎内閣が進めた郵政民営化法案に反対票を投じました。その後、同年10月に再提出された法案には賛成しています。

2007年には第1次安倍内閣、続く福田内閣で防衛大臣政務官を務めました。国会では参議院議院運営委員会理事なども経験しています。

2010年の参院選では比例代表で87,948票を得ましたが、再選には届きませんでした。

衆議院へ転じ、東京15区を政治活動の基盤に

国政復帰を目指した秋元氏は、2012年の第46回衆議院議員総選挙で東京都第15区から立候補しました。

小選挙区では柿沢未途氏に敗れたものの、比例東京ブロックで復活当選。参議院から衆議院へ政治活動の軸を移しました。

2014年総選挙でも東京15区では再び柿沢氏に及ばず、比例復活で2期目に入りました。自民党では内閣部会長、国土交通部会長などを務め、衆議院では国土交通委員会理事、内閣委員会理事などを経験します。

2016年9月には衆議院内閣委員長に就任しました。この時期、国会ではカジノを含む統合型リゾートを推進する法律案の審議が進められていました。

2017年に東京15区で小選挙区初当選、副大臣へ

2017年8月、第3次安倍第3次改造内閣で国土交通副大臣、内閣府副大臣、復興副大臣に就任しました。観光、道路、航空、IRなどに関わる行政を担当しました。

就任会見では、観光立国の推進に加え、道路や社会資本整備による経済効果、防災・復興などを重視する考えを示しています。

「日本の持っている観光資源をフルに活用する」

出典:国土交通省「秋元副大臣会見要旨」(2017年8月10日)

同年10月の第48回衆院選では東京15区で101,155票を獲得し、柿沢氏らを上回りました。3度目の同区挑戦で、初めて小選挙区から当選しています。

2018年10月には環境副大臣兼内閣府副大臣へ移りました。参議院議員時代から数えると、防衛、国土交通、復興、内閣府、環境と複数の行政分野を担当したことになります。

選挙歴 秋元司の選挙歴
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年月日選挙選挙区・地域所属結果得票・順位
第20回参議院議員通常選挙
定数:48 比例復活:該当なし
自民党は比例代表で15議席を獲得。32歳で初当選。
比例代表 自由民主党 当選 305,613票 党内2位
第22回参議院議員通常選挙
定数:48 比例復活:該当なし
自民党比例代表の獲得議席は12。秋元氏は再選に届かなかった。
比例代表 自由民主党 落選 87,948票 党内16位
第46回衆議院議員総選挙
定数:小選挙区1 比例復活:あり
東京15区では柿沢未途氏に敗れ、比例東京ブロックで当選。
東京都 第15区・比例東京ブロック 自由民主党 比例復活当選 74,159票 小選挙区2位
第47回衆議院議員総選挙
定数:小選挙区1 比例復活:あり
東京15区では柿沢未途氏に次ぐ2位。比例東京ブロックで再選。
東京都 第15区・比例東京ブロック 自由民主党 比例復活当選 85,714票 小選挙区2位
第48回衆議院議員総選挙
定数:1 比例復活:なし
東京15区で初めて小選挙区当選。
東京都 第15区 自由民主党 当選 101,155票 1位
衆議院議員補欠選挙 東京都第15区
定数:1 比例復活:なし
9人が立候補。酒井菜摘氏が49,476票で当選。
東京都 第15区 無所属 落選 8,061票 7位

秋元司の政策・政治姿勢|ベンチャー支援

秋元氏が政治家として長く掲げてきたテーマの一つが、起業・ベンチャー企業の育成です。

大学時代に自ら事業を始めた経験から、日本では起業や創業が難しいと感じたと説明し、新しい企業を育てる環境整備や中小企業支援を重視していました。

「ベンチャーを育成する環境を整え、バックアップしていくための政策に力を入れてやってきました。」

出典:選挙ドットコム「衆議院議員 秋元司氏 インタビュー」(2016年7月13日)

このほか、防衛大臣政務官の経験を踏まえた安全保障、観光政策、首都圏のインフラ整備、防災・減災なども政治活動で取り上げていました。

政治人生の転機 秋元司の政治人生の転機
01
1993年
大学在学中に国会議員秘書へ
学生時代の起業を通じて政治関係者と接点を持ち、衆議院議員事務所へ学生秘書として入りました。
なぜ転機なのか 政治家一家の出身ではなかった秋元氏が、選挙と国会実務の現場へ直接入った出発点となったため。
02
2004年7月
32歳で参議院議員に初当選
参院比例代表に自民党から立候補し、305,613票を獲得して初当選しました。
なぜ転機なのか 秘書として支える側から、自ら国政選挙を戦う政治家へ立場が変わったため。
03
2012年12月
衆議院へ転じ国政復帰
2010年参院選で落選した後、2012年衆院選の東京15区から出馬。比例東京ブロックで復活当選しました。
なぜ転機なのか 参議院議員から衆議院議員へ政治活動の基盤を移し、その後の副大臣就任につながる衆院3期の時期が始まったため。
04
2019年12月~2025年3月
IR汚職事件と実刑確定
2019年に逮捕され自民党を離党。2024年12月に最高裁が上告を棄却し、懲役4年・追徴金約758万円の実刑判決が確定しました。
なぜ転機なのか 国会議員・副大臣まで務めた政治経歴から一転し、刑事裁判と収監によって公職から離れた状態になったため。

秋元司氏の国会発言をテーマ別に見る

一次情報を深掘り

記事本文で扱ったテーマを、本人の国会発言まで深掘りできます。まずは代表的な発言を表示し、関連発言があるテーマだけ追加で確認できます。

ベンチャー企業への資金供給

都市の国際競争力と防災

観光・ビジネスを通じた都市活性化

防衛装備品の調達

※ 内容の要点は公式一次情報をもとに整理しています。正確な文脈・全文は各リンク先の公式資料から確認できます。

IR事業をめぐる逮捕と自民党離党

政治経歴が大きく変わったのは2019年です。

東京地検特捜部は同年12月25日、IR事業への参入を目指していた中国企業側から金品を受け取った疑いで秋元氏を逮捕しました。秋元氏は同日、自民党へ離党届を提出し、受理されています。

その後、収賄罪に加え、保釈中に贈賄側へ虚偽の証言を求めて現金を渡そうとしたとして、組織犯罪処罰法違反の証人等買収罪でも起訴されました。

秋元氏は金銭の受領や証人買収への関与を否定し、裁判を通じて無罪を主張しました。

一審・二審で実刑、最高裁で判決確定

2021年9月、東京地裁は収賄と証人等買収について有罪と認定し、懲役4年、追徴金約758万円の実刑判決を言い渡しました。

秋元氏側は控訴しましたが、2024年3月22日、東京高裁は一審の判断に不合理な点はないとして控訴を棄却しました。

その直前、秋元氏は柿沢未途氏の議員辞職に伴う東京15区補欠選挙への立候補を表明しています。有罪判決が確定する前で被選挙権があったことから、控訴審の結論にかかわらず立候補する方針を示しました。

「結果に関わらず出馬の意向は変わりません」

出典:テレ東BIZ「秋元被告が衆院補選に出馬表明」(2024年3月20日)

4月28日の補欠選挙では無所属で立候補し、8,061票で9候補中7位となり落選しました。

2024年12月、最高裁が上告を棄却し、懲役4年・追徴金約758万円の実刑判決が確定しました。

一方、秋元氏は判決確定後も、自身は無実であるとの主張を変えていません。

「到底、納得できません。無実の罪をきせられる。こんなことはあってはならない」

出典:TBS NEWS DIG「元衆院議員・秋元司被告が上告棄却受け会見」(2024年12月19日)

2025年に収監、司法制度への問題提起を続ける

実刑判決の確定後、秋元氏は2025年3月12日に刑の執行を受けるため東京高検へ出頭し、収監されました。

本人は収監前にも冤罪だとの立場を繰り返し、司法制度を見直す必要があると訴えています。これは確定判決の内容とは異なる本人側の主張です。

2026年8月の報道でも服役中とされ、獄中で司法試験の勉強を続けていると伝えられました。

収監後も本人Xは更新されており、2025年10月には自身の事件を題材とする映像作品への言及を含む投稿が掲載されています。

秋元司氏の発言を動画で見る

収監直前の2025年3月、本人公式YouTubeチャンネルでは、自ら事件への認識と今後について語る動画が公開されています。

本人の公式Xで見る最近の発信

本人公式Xでは、政策や地域活動について継続的に発信しています。以下は本人アカウントで確認できる投稿です。

日々の政策・地域活動に関する本人の発信です。

日々の政策・地域活動に関する本人の発信です。

日々の政策・地域活動に関する本人の発信です。

日々の政策・地域活動に関する本人の発信です。

秋元司氏の現在情報

2026年9月23日 時点
現在の所属 無所属

IR事業をめぐる収賄罪と証人等買収罪について懲役4年・追徴金約758万円の実刑判決が確定し、2025年3月12日に収監されました。2026年8月時点でも服役中と報じられており、本人は判決確定後も無罪を主張しています。

参考・出典 この記事で参照した主な資料
公式・一次情報
選挙・公的資料
報道・インタビュー
その他の参考資料

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