吉良よし子氏は、高知県で育ち、早稲田大学を卒業した後、都内の印刷会社で働いた経験を持つ参議院議員です。
政治家になる前には就職氷河期の就職活動やCSR(企業の社会的責任)の仕事を経験しました。国会へ進んでからは、働き方、教育、子どもの権利、ジェンダー、平和など、生活の中から寄せられる声を政策課題として取り上げてきました。
- 高知で育ち、子どもの頃から戦争と平和について考えてきました。
- 会社員時代の雇用問題への問題意識から政治の道へ進みました。
- 国会では働く人や学生、子どもなどの当事者の声を取り上げる活動を続けています。
吉良よし子の生い立ち|高知で育ち、戦争の絵本から「平和」を考えた
吉良よし子氏は1982年9月14日、高知県高知市に生まれました。子どもの頃は演劇や児童文学に親しみ、合唱やピアノ、読書なども好きだったと紹介されています。
幼い頃に強く印象に残ったのが、空襲や戦争を描いた絵本でした。普通の飛行機まで怖く感じるほど戦争を恐れていた時期に、母親から日本国憲法9条について教えられたと振り返っています。
わたしの原点は「平和」です。
出典:吉良よし子公式サイト「プロフィール」(公開日記載なし)
その後、日本共産党が戦前から戦争に反対してきた歴史を知り、学生時代に入党しました。平和への関心は、国会議員になる以前から続く政治活動の一つの軸になっています。
吉良よし子の学歴|高知追手前高校から早稲田大学へ
| 区分 | 学校名 | 学部・専攻 | 現在の偏差値・難易度 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 高校 | 高知県立高知追手前高等学校 | ― | 65(2026年度版) | ― |
| 大学 | 早稲田大学 | 第一文学部総合人文学科 | 67.5(現行文学部・2027年度参考) | 旧学部名称・日本文学専修 |
※偏差値・難易度は吉良氏の在学当時ではなく現在の目安です。
2001年3月に高知県立高知追手前高等学校を卒業し、早稲田大学第一文学部へ進学しました。大学では総合人文学科で日本文学を学んでいます。
大学生活の終盤には「就職氷河期」と呼ばれた厳しい採用環境の中で就職活動を経験しました。本人によると、2004年の就活では約60社にエントリーし、内定を得たのは1社でした。選考の場で「女性を採るのはリスク」と言われた経験もあったとしています。
2013年の初当選直前には、母校の早稲田大学で就職問題を訴える様子も発信していました。自身が経験した就活の厳しさは、後に国会で若者の雇用や就活ハラスメントを取り上げる際の背景にもなりました。
吉良よし子の経歴|印刷会社でCSR報告書をつくった4年間
大学卒業後の2005年4月、都内の印刷会社に就職しました。担当したのは、企業が環境問題や労働、人権などへの取り組みをまとめるCSR報告書の作成支援でした。
本人はこの仕事にやりがいを感じていた一方、企業が掲げる「社会的責任」と実際の雇用のあり方との間に矛盾を感じるようになります。
景気悪化の中で大量の雇い止めや「派遣切り」が起こり、同世代の若者が仕事だけでなく住まいまで失う姿を目にしました。CSR報告書では従業員との関係を説明しながら、派遣労働者の問題は十分に扱われないケースがあったと、後のインタビューで語っています。
その時期、日本共産党から候補者になるよう打診を受けました。企業の中から社会的責任を広げる仕事から、企業を取り巻くルールそのものを変える政治へと進路を変えます。
だから、何かあったときに、おかしいと思ったときに、あきらめないで声を上げる。
出典:全国大学生活協同組合連合会「吉良 よし子氏インタビュー」(公開日記載なし)
2009年の都議選で初出馬、落選後も現場へ
初めて選挙に出たのは2009年7月の東京都議会議員選挙です。豊島区選挙区から日本共産党公認で立候補し、17,863票を得ましたが、定数3の4位で落選しました。
国会議員になるまでの期間には、池袋で行われた「派遣村」の生活・労働相談にも参加しました。本人の旧公式プロフィールでは、2009年夏から相談活動に加わり、仕事や住まいを失った人たちの話を聞いたと記されています。
その後は田村智子参議院議員の秘書を経験し、日本共産党東京都委員会では雇用と就活の対策に携わりました。選挙での落選後に、労働相談、議員秘書、党の雇用政策という異なる立場から政治活動を続けた時期でした。
2013年、30歳で参議院議員に初当選
2013年7月の参議院議員選挙では、東京都選挙区から立候補しました。掲げたテーマには「ブラック企業ゼロ」「原発ゼロ」「憲法を守り活かす」などがありました。
703,901票を獲得し、東京都選挙区の3位で初当選。30歳で国会へ入りました。
初当選後は総務委員会、決算委員会、文教科学委員会などで質問を重ねました。沖縄で聞いた声や現場で得た情報をSNSでも紹介しながら、基地問題や労働問題などを扱っています。
「ブラック企業ゼロ」を掲げ、企業名公表制度を求める
最初の国政選挙から掲げていた代表的なテーマが、違法な長時間労働などを繰り返す企業への対応です。
国会では、是正勧告を繰り返し受けても改善しない企業がある実態を取り上げました。2015年2月の参議院決算委員会では、悪質な事例について企業名を公表する仕組みを安倍晋三首相に求め、その後、厚生労働省が公表基準を設けました。
吉良氏自身はこの経緯について、国会議員一人の力ではなく、労働者から寄せられた告発が出発点だったと説明しています。現場から寄せられた情報を国会質問につなげる方法は、その後の活動でも繰り返し見られます。
就活ハラスメントと働き方の「法の谷間」
働く人をめぐる課題では、就職活動中の学生が受けるセクシュアルハラスメントも取り上げました。
2019年5月の参議院厚生労働委員会では、就活中の学生が労働者として雇用される前の段階にあり、既存の職場向けハラスメント対策からこぼれやすい問題を追及しました。その後、都道府県労働局で就活生からの相談を受ける対応などが進められています。
フリーランスなど雇用契約の外側で働く人の相談・保護についても国会で取り上げており、会社員だけに限定しない働き方のルールを政策課題にしています。
働き方だけでなく、性別や家族の形によって生き方を決めつけないことも発信しています。2025年の参院選では、結婚、出産、子育ての有無によって女性を選別する考え方に反対する姿勢を示しました。
学校給食、学費、入学金――教育費の負担を国会で問う
文教科学分野では、家庭が負担する教育費を繰り返し取り上げてきました。
2018年には学校給食費の無償化をめぐり、学校給食法が自治体による無償化を妨げるものではないことを国会で確認しました。その後も学費値下げ、給付制奨学金の拡充などを求めています。
2025年には大学入学金の「二重払い」を問題にしました。進学先が決まる前に複数の大学へ入学金を支払わなければならないケースを国会で示し、改善を要求。同年6月には文部科学省が私立大学などへ対応を促す通知を出しました。
教育を受ける前の段階で進学を断念させる経済的負担を減らすことを、教育政策の一つとして掲げています。
校則から不登校まで「子どもの権利」を扱う
学校生活そのものについては、頭髪や服装などを細かく規制する校則を国会で取り上げてきました。本人は2017年から校則問題を継続して質問しているとしています。
文部科学省は2025年7月、校則の制定や見直しにあたって児童生徒・保護者の意見を聞くことなどを改めて周知しました。
さらに不登校についても、本人や家族から寄せられた声をもとに活動しています。2026年8月には党の人権委員会による学習会で、事前アンケートに寄せられた経験を紹介しながら、休む権利や居場所、保護者への支援について語りました。
子どもを人間として大切にする学校
出典:しんぶん赤旗「子どもの権利から考える」(2026年8月26日)
コロナ後遺症、1172人の声を国会へ
新型コロナウイルスの罹患後症状については、吉良事務所が2023年に当事者アンケートを実施し、1172件の回答を集めました。
国会では、強い倦怠感や思考力低下で仕事や学業を続けられない人、進学を断念した子どもなどの声を紹介。学校への周知、医療情報の充実、生活支援の拡大を政府に求めました。
コロナ後遺症だからといって人生諦めなくていいんだよというメッセージ発していただきたい
出典:吉良よし子公式サイト「コロナ感染 後遺症 子の人生左右 学校現場に周知を」(2023年3月17日)
2026年の参議院でも、コロナ後遺症患者の権利保障や支援を求める請願の紹介議員を務めています。
度の参院選と、参議院議員団を率いる立場へ初当選後、2019年の参院選では706,532票を獲得して再選しました。
2025年7月の参院選では562,443票を得て、東京都選挙区の通常改選6議席の6位で当選。参議院議員として3期目に入りました。
2026年2月には日本共産党参議院議員団団長に就任しました。
この投稿では、国会での議論と民主主義について自身の考えを述べています。議員個人の政策活動に加え、党の参議院議員団をまとめる役割も担うようになりました。
平和と核軍縮をめぐる活動
国際・平和分野では、2026年4月、日本共産党代表団の一員としてニューヨークを訪れ、核不拡散条約(NPT)再検討会議に参加しました。
現地では日本被団協関係者らによる核兵器廃絶を求める行動にも参加し、各国関係者との会談を行いました。帰国後の参議院決算委員会では、NPT第6条が定める核軍縮交渉の履行を日本政府に求めています。
核兵器廃絶を求める世界中の市民の声にこたえるために、NPT再検討会議は成果文書を発するべきだ。
出典:しんぶん赤旗「志位議長、米国へ向け出発」(2026年4月24日)
同年8月6日には広島の平和記念公園で献花したことを発信しました。幼い頃に戦争の絵本から抱いた問題意識は、国会質問や国際会議への参加という形でも続いています。
声を集めて国会へ届ける政治姿勢
労働問題、就活ハラスメント、教育費、校則、コロナ後遺症など、扱ってきたテーマは幅広くあります。一方、取り組み方には共通する部分があります。
アンケート、相談活動、SNS、学生や労働者との対話などから個別の経験を集め、制度上の問題として国会で質問する方法です。
本人が繰り返しているのは、「おかしい」と感じた人が声を上げることから政治を動かすという考え方です。
私は、誰もが自由で堂々と自分らしく生きていける社会をめざしていきたい。
出典:しんぶん赤旗「’19参院選 訴えから」(2019年6月21日)
| 年月日 | 選挙 | 選挙区・地域 | 所属 | 結果 | 得票・順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2009年 7月12日 | 東京都議会議員選挙 初出馬。 | 豊島区選挙区 | 日本共産党 | 落選 | 17,863票 4位 |
| 2013年 7月21日 | 第23回参議院議員通常選挙 参議院議員に初当選。 | 東京都 選挙区 | 日本共産党 | 当選 | 703,901票 3位 |
| 2019年 7月21日 | 第25回参議院議員通常選挙 2期目の当選。 | 東京都 選挙区 | 日本共産党 | 当選 | 706,532票 3位 |
| 2025年 7月20日 | 第27回参議院議員通常選挙 3期目の当選。この選挙では通常改選6議席に加え、欠員補充1議席の選挙も同時に行われた。 | 東京都 選挙区 | 日本共産党 | 当選 | 562,443票 6位 |
吉良よし子氏の国会発言をテーマ別に見る
記事本文で扱ったテーマを、本人の国会発言まで深掘りできます。まずは代表的な発言を表示し、関連発言があるテーマだけ追加で確認できます。
高等教育費の負担
「高過ぎる日本の学費は若者の夢や希望を阻む大きな壁」
吉良氏は、大学の高い授業料が進学機会を狭めているとして、高等教育の負担軽減を拡充するよう求めた。
奨学金と学生支援
「それは将来の借金になるだけ」
貸与型奨学金だけでは支援継続にならないとして、所得要件や学業要件で在学中に支援が途切れる制度の問題を指摘した。
教員の長時間労働
「時間外勤務は労働じゃない」
教員の時間外勤務を労働時間として扱わない制度運用が長時間労働是正を妨げているとして、労働時間管理と教員定数の改善を求めた。
※ 内容の要点は公式一次情報をもとに整理しています。正確な文脈・全文は各リンク先の公式資料から確認できます。
動画で見る吉良よし子氏の「子どもの権利と不登校」
2026年8月に行われたオンライン学習会では、不登校の子どもと家族から寄せられた声を取り上げながら、休む権利、学校のあり方、保護者への支援などをまとまった形で説明しています。
吉良よし子氏の現在情報
労働、教育、子どもの権利などを継続して国会で取り上げるほか、2026年にはNPT再検討会議への党代表団参加など核軍縮をめぐる活動にも取り組んでいます。
- 本名、出生地、学歴、職歴、当選年、当選回数、参議院議員としての情報を確認
- 生年月日、生い立ち、就職活動、CSR業務、政界入りの経緯を確認
- 日本共産党参議院議員団団長など党内の現在役職を確認
- 3期目の参議院議員としての情報、政策、政治活動を確認
- 子どもの権利委員会責任者としての役職と2026年の活動を確認
- 2009年東京都議会議員選挙の得票数、順位、結果を確認
- 2013年参議院議員選挙の初当選、得票数、順位を確認
- 2019年参議院議員選挙の再選、得票数、順位を確認
- 2025年参議院議員選挙の3選、得票数、順位を確認
- 会社員時代のCSR業務、雇用問題への問題意識、立候補の経緯を確認
この記事の更新履歴
- 2026年10月2日 H2過多を整理し、主要章はH2、経歴イベント・政策細目はH3へ統一。本文内容は削除せず維持
- 2026年10月2日 学歴後の最初の職歴・政界入りを経歴H2へ再配置し、後続の経歴項目を人物固有H3へ整理
- 2026年10月2日 経歴の続きと重複政策H2をH3へ整理し、高橋光男・岸本周平記事と同じ見出し階層へ統一
- 2026年10月2日 本文内の手動管理ショートコードと監査用の汎用H3を撤去し、WordPress側の自動表示と内容に即した見出し構造へ整理
- 2026年10月2日 生い立ち・学歴・経歴の本文に人物固有のH3小見出しを追加し、長文の視認性と検索意図の整理を改善
- 2026年10月2日 主要見出しを「生い立ち・学歴・経歴」の3本柱へ整理し、既存本文を維持したまま検索意図を明確化
- 2026年10月2日 本文の重要な年月・当選・就任・退任などを赤文字で強調し、重要箇所の視認性を改善
- 2026年9月27日 本人の公式一次情報をテーマ別に確認できる一次情報深掘りセクションを追加・更新。
- 2026年9月3日 記事を新規作成。現況情報を確認



















