森ようすけ氏(本名・森洋介)は、行政、外資系戦略コンサルティング、会社経営を経験してから国政へ進んだ政治家です。
制度をつくる仕事だけでなく、企業を支援する仕事、自ら事業を動かす仕事を経て、どのように政治の世界へ入ったのか。大阪での少年時代から順にたどります。
- 行政、戦略コンサル、会社経営と、異なる立場から社会や企業の課題に向き合ってきました。
- 世襲や議員秘書ではなく、国民民主党の候補者公募を通じて政治の世界へ入りました。
- 国会では生活負担、子ども政策、政治改革、経済安全保障など複数の政策分野に携わっています。
森ようすけ(森洋介)の生い立ち|大阪・茨木で育ち、洛星では卓球に打ち込んだ
森氏は1994年7月15日、大阪府茨木市で3人きょうだいの末っ子として生まれました。本人は幼いころ、クラスメートの自宅電話番号を覚えるのが得意で、家族を驚かせていたと振り返っています。
2006年からは京都の洛星中学校・洛星高等学校へ。中高6年間は卓球部に所属し、京都府大会にも出場しました。勉強以外ではギターやピアノも独学で練習しています。
本人が紹介している高校時代の成績は、学年でも下位のほうでした。受験勉強を本格的に始めたのは高校3年の秋で、周囲から浪人を予想されながらも、現役で上智大学経済学部に合格しました。
森ようすけ(森洋介)の学歴|上智大学から一橋大学院へ――経済学を政策につなぐ
| 区分 | 学校名 | 学部・専攻 | 現在の偏差値・難易度 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 中学校 | 洛星中学校 | ― | ― | 中高一貫 |
| 高校 | 洛星高等学校 | ― | 現在は高校募集なし | 中学校から内部進学 |
| 大学 | 上智大学 | 経済学部経済学科 | 現在の方式別難易度を参考に扱う | 計量経済学・ファイナンスを学ぶ |
| 大学院 | 一橋大学国際・公共政策大学院 | 公共経済プログラム | 大学院は偏差値で単純比較しない | 修了 |
※洛星高校は現在高校募集がないため高校受験偏差値を置いていません。大学院は偏差値で単純比較していません。
2013年に上智大学経済学部経済学科へ進学すると、ビッグバンドとテニスのサークルに参加しました。ビッグバンドではドラムを担当しています。
学業では計量経済学やファイナンスを扱うゼミに所属し、女性取締役の人数など、ESG・非財務情報が企業の株価に及ぼす影響を研究しました。
大学卒業後は一橋大学国際・公共政策大学院へ進みました。学部で身につけた経済学を実際の政策へ落とし込む方法を学びたいという進学で、公共経済プログラムでは計量経済学を中心に学んでいます。
官公庁や民間企業で働いた経験を持つ学生、留学生らと同じ教室で学んだことも、大学院時代の特色でした。経済学から公共政策へ学びの対象を広げた時期です。
環境省で気候変動政策の実務へ
2018年、森氏は環境省へ入りました。就職先として環境行政を選んだ背景について、本人は次のように記しています。
これからの成長のドライバーは気候変動対策に違いない
出典:森ようすけ公式サイト「これまでの歩み」(公開日記載なし)
担当したのは、地球温暖化対策推進法の改正、再生可能エネルギーを含む電力分野の脱炭素化、カーボンプライシングの検討などです。炭素税、排出量取引、カーボンクレジットといった制度にも実務で関わりました。
法改正を担当した際には朝5時まで働き、午前9時に再び登庁したこともあったといいます。若手の段階から大臣へ直接説明する機会もあり、行政官として国の制度づくりを経験しました。
ただ、この時点では政治家になることを直近の進路とは考えていませんでした。政治の力を身近に感じながらも、本人の中では「まだまだ先」の選択肢だったとしています。
| 年月日 | 選挙 | 選挙区・地域 | 所属 | 結果 | 得票・順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2024年 10月27日 | 第50回衆議院議員総選挙 東京都第13区と比例東京の重複立候補。初当選。 | 東京都 第13区・比例東京 | 国民民主党 | 小選挙区落選・比例東京で当選 | 58,385票 2位 |
| 2026年 2月8日 | 第51回衆議院議員総選挙 東京都第13区と比例東京の重複立候補。再選し2期目。 | 東京都 第13区・比例東京 | 国民民主党 | 小選挙区落選・比例東京で当選 | 66,140票 2位 |
森ようすけ(森洋介)の経歴|官僚からローランド・ベルガー、そして農機具ビジネスへ
2021年、森氏は環境省を離れ、外資系戦略コンサルティング会社のローランド・ベルガーへ転職しました。行政経験だけでは、実際に企業を動かす側の感覚を十分に持てないのではないかという問題意識があったためです。
ローランド・ベルガーでは、大手製造業や自動車関連企業などの中期経営計画、組織改編を支援しました。政策を考える行政とは違い、短期間で情報を集め、経営上の判断につながる形へまとめる仕事です。
その後に選んだのは、既存企業の支援ではなく起業でした。農業機械の価格上昇を知り、中古流通を広げれば農家の負担を抑えられるのではないかと考え、2022年に株式会社クロスバトンズを創業しました。
全国の農家への営業だけでなく、トラックを使った農機具の輸送や買い取った機械の整備にも携わりました。創業直後は経営が厳しかったものの、本人によれば2年目に売上1億円へ到達しています。
2026年の一橋新聞のインタビューでは、その後政治へ進んだ際の原動力を、より端的な言葉で語っています。
政治家としての活動のモチベーションは「社会制度に対する怒り」です。
出典:一橋新聞WEB「若者がつくるこれからの政治――国民民主党森洋介衆議院議員インタビュー」(2026年8月15日)
国民民主党の公募に応募し、2024年に初めて国政選挙へ
会社経営を経験するなかで、賃金と社会保険料の関係や中小企業の経営環境、子育てをめぐる制度への関心が強まりました。政治とカネをめぐる問題への不満もあり、2024年に自ら政治へ進むことを決めます。
選んだ入口は議員秘書や地方議会ではなく、国民民主党の候補者公募でした。「対決より解決」と政策を重視する姿勢に共感して応募し、2024年5月に衆議院東京13区総支部長へ就任しました。
候補予定者として活動していた時期には、それまでの農機具ビジネスの経験がうかがえる発信も残っています。
初めて迎えた国政選挙は、2024年10月27日の第50回衆議院議員総選挙です。東京13区では58,385票を得て2位となり、小選挙区では土田しん氏に及びませんでしたが、比例東京で初当選しました。
当選から間もない11月2日には、当選証書を受け取った日の様子も本人のXに残されています。
1期目の国会――政治経験のない立場から政治改革を問う
国会へ入る前の森氏には、国会議員秘書や地方議員としての経歴がありません。親族にも政治家はいないと、2025年5月の政治改革に関する特別委員会で自ら説明しています。
長い政治経験を持つ議員と議論する場で、森氏が自分の立場をどう捉えていたかが分かる発言があります。
経験がないからこそ新鮮な目で政治改革について議論できる
出典:衆議院「第217回国会 政治改革に関する特別委員会 第15号」(2025年5月15日)
初当選後は内閣委員会や政治改革に関する特別委員会などで活動しました。行政官として法律を扱った経験とは違い、今度は国会議員として政府へ質問し、議員立法の提出にも加わる側となりました。
森ようすけ(森洋介)の政策・政治姿勢
税と社会保険料――生活と雇用の双方から負担を考える
本人が2026年に掲げる政策には、住民税の控除額を178万円へ引き上げる案、所得税の基礎控除などの所得制限撤廃、消費税率5%、インボイス制度廃止などがあります。いずれも今後の実現を求める政策として掲げているものです。
社会保険では「社会保険料還付制度」や「130万円の壁突破給付」を提案するほか、賃上げを行う中小企業について事業主側の社会保険料負担を軽減する構想を示しています。
所得税の「年収の壁」をめぐる党間協議が動いた2025年12月には、地元の駅頭からこのテーマを発信しました。
障がい児福祉の所得制限を国会で追及
2025年5月の衆議院厚生労働委員会では、特別児童扶養手当や障害児福祉手当に残る所得制限を取り上げました。
特別児童扶養手当や障害児の福祉手当についても所得制限をなくすべきだ
出典:国会会議録検索システム「第217回国会 衆議院厚生労働委員会 第14号」(2025年5月9日)
2026年3月には国民民主党が「障害児福祉に係る所得制限撤廃法案」を提出し、森氏も子ども・子育て・若者政策調査会の事務局長として参加しました。同日には年少扶養控除復活法案と「18歳の壁」対策法案も提出されています。
住宅費の上昇と空き家を一つの政策分野として扱う
住まいについては、中低所得者向けの家賃控除や、子育て世帯・高齢者が利用できる手頃な賃貸住宅の供給を掲げています。
2026年7月には国民民主党が「子育て支援・移住促進住宅等供給促進法案」を提出しました。国の出資を通じ、周辺の同種住宅より安い家賃で提供する民間賃貸住宅の供給を促す内容で、森氏も法案提出に参加しています。
同月には、住宅価格が高騰する地域を対象とする「空室税法案」の提出にも加わりました。住宅分野では、家賃負担への支援と、住宅供給・投機的取引への対応を別々の制度として提案しています。
選挙制度とネット上の選挙運動
2026年6月には、AIで作成した選挙用画像などへの表示義務、大規模プラットフォーム事業者の対応、電子メールによる選挙運動文書の規制見直しを盛り込んだ公職選挙法等の改正案が超党派で提出され、森氏も参加しました。
さらに7月には、衆議院解散から総選挙の公示まで一定の日数を確保する「選挙準備期間確保法案」を提出。短期間の選挙日程で自治体の実務にも負担が生じたことを理由として挙げています。
一定期間日数を設けて、周知がされた上で、公正な選挙を行うべきである
出典:国民民主党「『新型コロナ検証委員会法案』『選挙準備期間確保法案』『空室税法案』を提出」(2026年7月16日)
環境省時代の専門分野をGXの国会質疑へ
環境行政で扱ったカーボンプライシングは、国会議員になってからも質疑のテーマになっています。2025年5月には、GX政策を担当する大臣に対してカーボンプライシングなどを質問したことを本人が発信しました。
2期目には扱う範囲を経済安全保障へ広げました。2026年4月28日、国民民主党・無所属クラブを代表して衆議院本会議に立ち、経済安全保障推進法改正案について質問しています。
総合的な経済安全保障体制の強化は、現在の国際情勢を踏まえて不可欠な課題です。
出典:衆議院「第221回国会 本会議 第16号」(2026年4月28日)
足立区では防災・交通・空き家対策を掲げる
地域政策では、地震・水害・火災に備えるまちづくり、公共交通の確保、空き家対策などを掲げています。足立区の地域課題に加え、外国人による土地取得に対する法整備も政策項目に含めています。
2026年の再選と東京都連会長就任
2026年2月8日の第51回衆議院議員総選挙では、東京13区で66,140票を獲得しました。小選挙区では再び2位となりましたが、比例東京で当選し、衆議院議員2期目に入りました。
その約2か月後の4月11日、国民民主党東京都総支部連合会の臨時大会などで新しい役員が選ばれ、森氏が会長に就任しました。
国会議員として個別政策を扱う仕事に加え、東京都内の候補者や地方組織を束ねる党務も担うことになりました。
政策だけでは見えない本人の発信
本人のXでは政策、国会質疑、街頭活動が中心ですが、日常の一場面を記した投稿もあります。2026年7月15日の誕生日には、家族とのやり取りを交えながら32歳を迎えたことを伝えました。
地元から国会へ人を案内する活動も行っています。7月25日には、同じ日に午前・午後の2回、国会見学を受け入れた様子を投稿しました。
森ようすけ(森洋介)氏の国会発言をテーマ別に見る
記事本文で扱ったテーマを、本人の国会発言まで深掘りできます。まずは代表的な発言を表示し、関連発言があるテーマだけ追加で確認できます。
インテリジェンスと個人の権利
「個人情報の問題であったり、プライバシーの侵害」
国家の情報機能を強化する際、個人情報、プライバシー、憲法上の自由や権利への影響を検証する必要があると指摘した。
国家情報戦略と透明性
「日々の運用に関わることを別途毎年公表していく」
情報機関の中長期戦略だけでなく、日々の運用に関する報告を定期的に公表し、民主的統制と透明性を確保する必要性を述べた。
重要政策投資と事業採算
「収支の計画が入っていない計画というのは一般的に何ぞや」
政府が支援する重要事業について、コストや売上げ、黒字化時期などの収支計画を示し、政策投資の妥当性を検証できるようにすべきだと指摘した。
※ 内容の要点は公式一次情報をもとに整理しています。正確な文脈・全文は各リンク先の公式資料から確認できます。
森ようすけ氏の話を動画で見る
本人公式の「森ようすけチャンネル」では、政策や政治活動について長めに話すPodcastも公開しています。2026年5月には、小林さやか参議院議員と、都県連運営や子ども・子育て政策などをテーマに対談しました。
森ようすけ(森洋介)氏の現在情報
税・社会保険料、子ども政策、選挙制度・政治改革、経済安全保障などを国会活動のテーマとして扱っています。
- 出生地、学歴、前職、選出、当選回数、委員会歴を確認
- 生年月日、選挙区、当選回数、前職、本人公式SNS・YouTubeを確認
- 幼少期、学歴、環境省、ローランド・ベルガー、起業、政界入り、政策を確認
- 国民民主党政務調査会副会長を確認
- 国民民主党東京都連の代表者を確認
- 2026年4月の東京都連会長就任を確認
- 会社の設立と農業機械・建設機械等の買取販売事業を確認
- 障がい児福祉に関する所得制限についての国会質疑を確認
- 経済安全保障推進法改正案に対する本会議質問を確認
- 2024年東京13区の候補者、党派、得票数を確認
- 2026年東京13区の候補者、党派、得票数を確認
- 大学院での学び、職歴、政治活動の動機に関する本人の発言を確認
この記事の更新履歴
- 2026年10月2日 既存本文の政策・政治姿勢セクションを独立H2へ整理し、人物の重点テーマを把握しやすく改善
- 2026年10月2日 重複していた政策・政治姿勢H2を1本へ整理し、後続テーマをH3へ統合
- 2026年10月2日 経歴の続きと重複政策H2をH3へ整理し、高橋光男・岸本周平記事と同じ見出し階層へ統一
- 2026年10月2日 本文内の手動管理ショートコードと監査用の汎用H3を撤去し、WordPress側の自動表示と内容に即した見出し構造へ整理
- 2026年10月2日 主要見出しを「生い立ち・学歴・経歴」の3本柱へ整理し、既存本文を維持したまま検索意図を明確化
- 2026年10月2日 本文の経歴上重要な年月日を赤文字で補強し、重要箇所の視認性を改善
- 2026年10月2日 本文の重要な年月・当選・就任・退任などを赤文字で強調し、重要箇所の視認性を改善
- 2026年9月28日 本人の国会会議録による一次情報をテーマ別に確認し、一次情報深掘りセクションを追加・更新。
- 2026年9月3日 記事を新規作成。現況情報を確認




















