鈴木義弘氏は、埼玉県三郷市で生まれ育ち、国会議員秘書、埼玉県議を経て国政へ進んだ政治家です。
理工学部で化学を学んだ学生時代から、土屋義彦氏の身近で政治を学んだ秘書時代、13年間の県議生活、政党の変遷や落選を経験した国政での歩みまで、人生の流れをたどります。
- 三郷で育ち、理系の学びと地域活動を重ねて政治へ進みました。
- 国会議員秘書と県議4期を経験した後、改革を掲げて国政へ転じました。
- 議席喪失からの復帰も経験し、経済・産業や地域課題、政治改革に取り組んできました。
鈴木義弘の生い立ち|三郷の大家族で育った少年時代
1962年11月10日、埼玉県三郷市戸ヶ崎に生まれました。鈴木家は代々農業を営み、その後は会社を興した家庭で、大家族で暮らしていました。
家業で忙しかった両親に代わり、幼い頃は主に祖父母に育てられました。祖父は昔気質の厳しい人で、叱られたときにかばってくれた曾祖父を慕っていたと振り返っています。
鈴木義弘の学歴|少林寺拳法とアルバイト、理工学部での研究
| 区分 | 学校名 | 学部・専攻 | 現在の偏差値・難易度 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 小学校 | 三郷市立吹上小学校 | ― | ― | 卒業 |
| 中学校 | 三郷市立栄中学校 | ― | ― | 卒業 |
| 高校 | 日本大学第一高等学校 | ― | 61(2026年度) | 卒業 |
| 大学 | 日本大学 | 理工学部工業化学科 | 現行・物質応用化学 47.5(2027年度・参考) | 卒業 |
※偏差値は本人の在学当時ではなく現在の目安です。大学は当時の工業化学科に対応する現行の物質応用化学科を参考表示しています。
三郷市立吹上小学校、三郷市立栄中学校を経て、日本大学第一高等学校へ進みました。中学生になると少林寺拳法に打ち込み、「力愛不二」「自他共楽」という考え方にひかれたといいます。
学生時代には家業を手伝う一方、すし店の見習い、バイク店での修理や整備、飲食店での皿洗いなども経験しました。学校と家庭だけではない場所で働き、人と接する時間を過ごしています。
大学は日本大学理工学部工業化学科へ進学しました。ケミカルリサイクルを研究し、一時は化学の分野で将来を考えていました。
本人は、理論やプロセスを大切にする考え方は理工学部時代に培われたとしています。卒業後に選んだのは研究職ではなく、政治の現場でした。
PTA活動で地域の教育に関わる
22歳で結婚し、後に2人の息子を育てました。仕事を続けながら子どもの小学校のPTAに参加し、周囲から推されてPTA会長も務めています。
子どもを育てる中で、家庭だけでなく地域で支える必要性を感じた経験でした。本人は当時を振り返り、教育への関心との関係についてこう語っています。
教育政策に取り組む原点はここにあったかもしれない
出典:国民民主 PRESS 埼玉県総支部連合会号外版「埼玉県14区総支部特集」(公開日記載なし)
鈴木義弘の経歴|土屋義彦秘書として触れた「ナマの政治」
大学卒業後、縁があって参議院議員だった故・土屋義彦氏の秘書になりました。後に埼玉県知事となる土屋氏の身近で、政治家の仕事に触れることになります。
最初から政策立案を任されたわけではありません。書生として庭掃除、犬の散歩、運転、靴磨き、かばん持ちなど、身の回りの仕事をこなしました。
ナマの政治の姿を学びました。
出典:鈴木よしひろ公式サイト「プロフィール」(公開日記載なし)
36歳で県議初当選、三郷を地盤に4期13年
秘書を務める一方で、地域では三郷青年会議所などの活動にも参加し、第19代理事長を務めました。やがて青年会議所の仲間や地域の人たちから県政への挑戦を勧められます。
1999年4月、36歳で埼玉県議会議員に初当選しました。以後4期、約13年間にわたり県議を務めます。
県議会では文教常任委員会委員長、暮らしの安心・安全対策特別委員会委員長、公社事業対策特別委員会委員長などを経験しました。自由民主党埼玉県連では青年部長も務めています。
国政進出後も、選挙区で支援者と地域を歩く活動は続いています。2026年7月には草加市で国民民主党のポスティング大会を開催しました。
自民党を離れ、県議会から国政へ
2009年の政権交代で自民党が野党となった後、鈴木氏は世襲への反対や党改革を主張したと説明しています。その考えが受け入れられなかったとして自民党を離れ、県議から国政へ進む道を選びました。
2012年の第46回衆院選では日本維新の会から埼玉14区に出馬。小選挙区では届かなかったものの、比例北関東で復活し、衆議院議員に初当選しました。
自身の政治姿勢については、「保守系改革派」という言葉を使っています。
守るべきものは守り、変えるべきものは変える。
出典:鈴木よしひろ公式サイト(公開日記載なし)
2014年の第47回衆院選では維新の党から出馬し、再び比例北関東で復活当選しました。
改革結集の会、民進党、希望の党へ
維新勢力の再編が進む中、2015年には改革結集の会に参加しました。翌2016年、改革結集の会の議員らが民進党の結党に参加し、鈴木氏も民進党所属となります。
2017年の第48回衆院選では希望の党から埼玉14区に出馬しましたが、小選挙区で敗れ、比例復活もできませんでした。国政進出後、初めて衆議院の議席を失います。
4年間の落選期間を経て国政へ復帰
次の衆院選までの4年間は国会議員ではない立場で政治活動を続けました。その後、国民民主党で活動を始め、2021年の第49回衆院選に埼玉14区から立候補します。
小選挙区では2位でしたが、比例北関東で当選。4年ぶりに衆議院へ戻り、3期目となりました。
埼玉県内では、国政だけでなく地方選挙や県連組織の活動にも関わっています。2026年7月には杉戸町長選に挑戦した国民民主党推薦候補の応援に入りました。
2024年、埼玉14区で初めて小選挙区を制す
衆議院の区割り変更により、2024年の埼玉14区は草加市、八潮市、三郷市の3市で構成される選挙区となりました。鈴木氏にとっては、長く地盤としてきた三郷市と八潮市に草加市が加わった形です。
第50回衆院選では国民民主党から立候補し、70,608票を獲得。公明党代表だった石井啓一氏らを上回り、衆院選4回目の当選で初めて小選挙区を直接制しました。
アリさんがゾウを倒してしまった。皆さんのおかげ
出典:埼玉新聞「【衆院選埼玉14区】アリさんがゾウを倒してしまった 石井公明代表を破った国民鈴木氏」(2024年10月29日)
決算行政監視委員長から経済産業委員会理事へ
2024年11月には衆議院決算行政監視委員会委員長に就任しました。国会の決算や行政監視を扱う委員会を率いる立場です。
2025年11月には経済産業委員会理事となりました。理工学部出身という経歴も持つ鈴木氏は、産業政策、中小企業、エネルギー、技術や製品安全などを扱う審議に入っています。
2026年8月には、第221回国会を終えたことを自身のXで報告しました。
2026年衆院選は比例北関東で5期目へ
2026年2月8日の第51回衆院選にも埼玉14区から立候補しました。小選挙区では70,386票を得て2位となり、比例北関東で復活当選。衆議院議員として5期目に入りました。
同年8月の国民民主党代表選では、埼玉県選出の橋本幹彦氏をめぐる党内活動にも関わっています。
鈴木義弘氏の政策・政治姿勢
2026年4月の国民民主党埼玉県連大会では、社会の変化に合わせて既存制度を見直す考えを示しました。
50年前の制度、30年前の制度をもう1回見直しましょう。
出典:国民民主党「【埼玉】『旧来型の与野党の対決構造が転換点を迎えている』川合参議院幹事長が埼玉県連大会で挨拶」(2026年4月25日)
「手取りを増やす」と税負担の見直し
税制では、国民民主党が掲げてきた「手取りを増やす」政策に関わってきました。本人公式サイトでは、いわゆる「年収の壁」を103万円から178万円へ引き上げる数値目標について、自らを数値目標導入の提案者と位置づけています。
2026年7月には、現役世代の負担軽減を目的とする法案の提出をXで発信しました。同じ投稿では、中小企業を対象とした法案提出についても紹介しています。
中小企業とものづくりへの支援
中小企業政策では、設備投資をしやすい環境、人材育成、生産性向上、取引条件の改善などを国会で取り上げてきました。自身も中小企業経営を経験した経歴を持っています。
本人公式サイトでは、設備投資減税の導入や取引慣行の見直しなどを活動実績として掲げています。単なる企業規模ではなく、地域の雇用や製造現場を支える事業者を産業政策の対象として扱う姿勢が見られます。
電力制度と製品安全
経済産業委員会ではエネルギー分野も扱っています。2026年6月の審議では、電気事業法などをめぐり、電力供給の仕組みや地域との関係、製品事故を防ぐ安全制度について質問しました。
八潮の道路陥没事故と地域インフラ
地元の課題では、2025年1月に八潮市で発生した道路陥没事故を受け、老朽化した下水道などのインフラを事故後に修復するだけでなく、予防的に維持管理する必要性を訴えました。
国会でも下水道に関係する制度を取り上げています。地域交通では、つくばエクスプレスの東京方面への延伸など、埼玉東部と東京都心を結ぶ交通基盤についても活動テーマとしてきました。
政治資金の透明性と「正直な政治」
2024年6月の衆議院政治改革に関する特別委員会では、政治資金規正法改正をめぐり、政策活動費や政治団体を介した資金の扱いなど、制度に抜け道が残らないかを質問しました。
私たち国民民主党は公約の一つに正直な政治というのを掲げているんですね。
出典:第213回国会 衆議院 政治改革に関する特別委員会 第7号(2024年6月3日)
| 年月日 | 選挙 | 選挙区・地域 | 所属 | 結果 | 得票・順位 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1999年 4月11日 | 埼玉県議会議員選挙 36歳で県議初当選。 | 東 11区 | 無所属 | 当選 | 10,533票 2位 |
| 2003年 4月13日 | 埼玉県議会議員選挙 県議2期目。 | 東12区(三郷市) | 自由民主党 | 当選 | 12,277票 1位 |
| 2007年 4月8日 | 埼玉県議会議員選挙 県議3期目。 | 東 第11区 | 自由民主党 | 当選 | 13,370票 1位 |
| 2011年 4月10日 | 埼玉県議会議員選挙 県議4期目。 | 東 第11区 | 自由民主党 | 当選 | 12,985票 1位 |
| 2012年 12月16日 | 第46回衆議院議員総選挙 衆議院議員初当選。 | 埼玉県 第14区/比例北関東 | 日本維新の会 | 比例復活当選 | 71,949票 2位 |
| 2014年 12月14日 | 第47回衆議院議員総選挙 衆議院議員2期目。 | 埼玉県 第14区/比例北関東 | 維新の党 | 比例復活当選 | 73,320票 2位 |
| 2017年 10月22日 | 第48回衆議院議員総選挙 比例復活できず、衆議院の議席を失う。 | 埼玉県 第14区/比例北関東 | 希望の党 | 落選 | 62,733票 2位 |
| 2021年 10月31日 | 第49回衆議院議員総選挙 4年ぶりに国政へ復帰し、衆議院議員3期目。 | 埼玉県 第14区/比例北関東 | 国民民主党 | 比例復活当選 | 72,553票 2位 |
| 2024年 10月27日 | 第50回衆議院議員総選挙 草加市・八潮市・三郷市で構成される新区割りの埼玉14区で、小選挙区では自身初の当選。 | 埼玉県 第14区 | 国民民主党 | 小選挙区当選 | 70,608票 1位 |
| 2026年 2月8日 | 第51回衆議院議員総選挙 小選挙区では2位。比例北関東で当選し、衆議院議員5期目。 | 埼玉県 第14区/比例北関東 | 国民民主党 | 比例復活当選 | 70,386票 2位 |
鈴木義弘氏の国会発言をテーマ別に見る
記事本文で扱ったテーマを、本人の国会発言まで深掘りできます。まずは代表的な発言を表示し、関連発言があるテーマだけ追加で確認できます。
GXとDX
「脱炭素化の達成の基盤としてDXが必須」
鈴木氏は、政府の成長戦略でGXとDXが柱とされていることを踏まえ、日本のデジタル化の遅れが脱炭素政策の実行にも影響すると問題提起した。
自由貿易と戦略物資
「戦略物資というのがあって」
自由貿易を進める一方で、資源・食料・知的財産などを戦略的に確保する国もあるとして、日本の産業基盤やものづくりを守る観点から通商政策を考える必要性を述べた。
半導体とサプライチェーン
「サプライチェーンが複雑過ぎちゃっていて」
半導体不足対策をめぐり、どの分野・どの種類の半導体が不足しているのか政府自身が把握し切れていないとの説明を取り上げ、巨額支援の前提となる実態把握の重要性を指摘した。
※ 内容の要点は公式一次情報をもとに整理しています。正確な文脈・全文は各リンク先の公式資料から確認できます。
動画で見る鈴木義弘氏の歩み
本人公式YouTubeチャンネルでは、これまでの経歴を本人が紹介する動画「鈴木よしひろの経歴」が公開されています。
鈴木義弘氏の現在情報
2026年2月の衆議院議員総選挙では埼玉14区で小選挙区2位となった後、比例北関東で当選し、国政活動を継続しています。
- 氏名、読み、出身地、学歴、前職、県議歴、所属会派、党役職、衆議院当選回数を確認
- 生い立ち、学校、学生時代、土屋義彦氏の秘書経験、県議時代、国政進出までの経歴を確認
- 所属政党、選挙区、当選回数、生年月日、経歴、公式SNSを確認
- 国民民主党副代表の役職を確認
- 国民民主党埼玉県総支部連合会会長の役職を確認
- 衆議院経済産業委員会理事の役職を確認
- 政治資金規正法改正をめぐる国会質問と本人発言を確認
- 2026年衆議院議員総選挙の埼玉14区および比例北関東の選挙結果を確認
- 2024年衆議院議員総選挙の埼玉14区の選挙結果を確認
- 2024年衆議院議員総選挙での埼玉14区小選挙区初勝利と当選後の本人発言を確認
この記事の更新履歴
- 2026年10月2日 学歴後の最初の職歴・政界入りを経歴H2へ再配置し、後続の経歴項目を人物固有H3へ整理
- 2026年10月2日 経歴の続きと重複政策H2をH3へ整理し、高橋光男・岸本周平記事と同じ見出し階層へ統一
- 2026年10月2日 本文内の手動管理ショートコードと監査用の汎用H3を撤去し、WordPress側の自動表示と内容に即した見出し構造へ整理
- 2026年10月2日 主要見出しを「生い立ち・学歴・経歴」の3本柱へ統一し、既存本文を維持したまま検索意図と読みやすさを整理
- 2026年10月2日 本文の経歴上重要な年月日を赤文字で補強し、重要箇所の視認性を改善
- 2026年10月2日 本文の重要な年月・当選・就任・退任などを赤文字で強調し、重要箇所の視認性を改善
- 2026年9月28日 本人の公式一次情報をテーマ別に確認できる一次情報深掘りセクションを追加・更新。
- 2026年9月3日 記事を新規作成。第51回衆議院議員総選挙後の公職、所属、選出地域、当選回数、党役職、国会役職などの現況情報を確認



















